【コンデンサ故障の原因解説】長期保管したら特性が劣化したケース
コンデンサの保管は、+5℃から+35℃、相対湿度75%以下で行ってください!
保守部品として長期間保管していたアルミ電解コンデンサを使用した ところ、コンデンサの漏れ電流が大きくなった事例をご紹介します。 アルミ電解コンデンサは無負荷で直流バイアスをかけずに長期間保管すると、 漏れ電流が大きくなる性質があり、この性質は保管温度が高いほど顕著に 現れます。 これは、高温で誘電体の酸化皮膜が劣化し絶縁性が低下するためと 考えられています。 この状態で電圧を印加すると漏れ電流が大きくなります。 【対策】 ■コンデンサの保管は、+5℃から+35℃、相対湿度75%以下で行う ■特に指定のない限り、当社のアルミ電解コンデンサは上記の条件で 3年間無電圧で保管可能 ■保管期間内であれば、コンデンサは保管場所から取り出した後、 そのまま定格電圧で使用することができる ■はんだ付けで基板に実装するコンデンサでは、はんだ付けでの 問題を防ぐために 2年以内にコンデンサを実装 ※詳しくはPDF資料をご覧いただくか、お気軽にお問い合わせ下さい。
- 企業:エーアイシーテック株式会社
- 価格:応相談