塗膜の剥離原因
塗膜が剥がれてしまうのは何故か、原因を解説します。
下塗りを施工したものとしていないものを比較しました。 下地処理として、洗浄用シンナーで脱脂し、サンドペーパーで目荒しを行いました。 塗装仕様は、下塗りにはエポキシ変性樹脂塗料、上塗りにはアクリル変性フタル酸樹脂塗料を使用しました。 十分な乾燥期間を置き、テストを行いました。 マスキングテープで剥がすと、下塗りしていない方は塗料が一緒に剥がれました。 下塗りは下地との密着性が高く、上塗りと共に使用することで、塗料としての性能を最大限に発揮します。 下塗りを省くと見た目は綺麗でも、塗料としての性能は失われます。 ブラスト加工を行うことで、より強固な塗膜を形成することができます。 下塗りを省略すると、塗料の密着性が低下し、塗膜の剥がれや崩れが起こりやすくなります。 下塗りと上塗りの組み合わせによって、塗料が表面に密着し、塗膜の強度や耐久性が向上します。 下塗りは、塗料の性能を最大限に引き出し、品質を保証するために必要不可欠な工程です。 省略することで工程を短縮することはできますが、塗装の耐久性や品質に影響を与えることになります。
- 企業:原田鉄工株式会社
- 価格:応相談