黒染めの変色を防ぐにはどうしたらいい?
【トラブル解決】赤く変色しやすい黒染め。耐食性を向上させる方法を紹介します。
黒染め処理は、「四酸化三鉄」処理とも呼ばれます。 鉄製品を高温のアルカリ溶液の中で反応させると、 四酸化三鉄という黒い酸化鉄が生じます。 黒染め皮膜は、空気中の水や酸素と反応して 時間経過でだんだん赤く変色(酸化)していく性質があります。 どのくらいの時間で変色するかは、鉄素材の種類や加工遍歴、 黒染め皮膜の厚さ、保管状況などで変わります。 黒染めの変色を防ぐには、表面を常に油などで保護し、 空気中の水分などと反応させないことが重要です。 長期保管は、油が乾いてしまうこともあり注意が必要です。 当社では、鉄素材の種類に応じて黒染め処理工程を調整します。 また、通常は製品に油を塗布して完成となりますが ご希望があればクリアコートを塗り、さらに耐食性を高めます。 黒染めについてのお悩みは、お気軽にご相談下さい。
- 企業:笹川メッキ株式会社 新潟県三条市
- 価格:応相談