【コンデンサ故障の原因解説】直列接続した電解コンデンサがショート
コンデンサの定格電圧を上げて漏れ電流の格差を小さくし、分圧抵抗値も見直し!
直列接続したアルミ電解コンデンサがショート短絡した事例をご紹介します。 コンデンサ列に漏れ電流の大きいコンデンサが含まれると、電圧のバランスが 崩れて定格電圧以上の電圧にドリフトし、コンデンサが短絡することがあります。 このため、コンデンサを直列接続する際には個々のコンデンサに抵抗器 (分圧抵抗)を並列接続させることが推奨されています。 しかし当事例では、個々のコンデンサの漏れ抵抗が大きく異なっていたため 分圧抵抗が機能していませんでした。 【対策】 ■直列接続された個々のコンデンサの電圧分布を均一させるため、 コンデンサの定格電圧を上げて漏れ電流の格差を小さくし、 分圧抵抗値も見直し ■同じ製造ロットのコンデンサを使用することで温度変化や電圧変動に 対する漏れ電流の挙動を揃える ■これにより分圧の安定性を補助することができる ※詳しくはPDF資料をご覧いただくか、お気軽にお問い合わせ下さい。
- 企業:エーアイシーテック株式会社
- 価格:応相談