火力発電所向け 鍛鋼品 継手
ボイラー関連で使用される溶接式管継手の特殊な形状にも、高い技術力で対応が可能です!
彫刻品?とも思わせる、惚れ惚れする仕上がりの継手です。 これは、”削り出し”といって、塑性加工ではなく、鍛造材から削って作ります。 火力発電所のボイラー関連で使用される溶接式管継手の中には、塑性加工(鋼材を伸ばしたり縮めたり、曲げたり、引き抜いたり)では造れないような、大きくて特殊な形状を有する製品があります。 このようなご要望に対しては、通常の塑性加工での製作ではなく、鍛造材からの切削によって製作します。 形状としては主に一方向から同じ角度に分岐させる(Y-PIECE)、一方向から片方だけ枝のように、ある角度で分岐させる(LATERAL)、Tの字に分岐させる(T-PIECE)があります。 口径は400~800mmが主で、大きいものでは10トン程度のものもあります。 当該製品は非常に過酷な条件のもとで使われるため、製品の仕様としては、発電用火力設備の技術基準に基づき、使用材料の厳密な成分規定や熱処理条件の規定を設けます。単純に形状が合っているだけでなく、使用材料のUT試験、製品での引張試験、衝撃試験、硬さ試験、浸透探傷試験等を実施し、すべてクリアした上で最終製品としてご提供しております。
- 企業:株式会社ベンカン機工
- 価格:応相談