高性能熱可塑性エラストマー 『ノフアロイ(R) TZシリーズ』
硬質樹脂との一体成形により部品のコストダウンを実現!
昨今の自動車業界では、リサイクル、コストダウンの観点でゴム部品を熱可塑性エラストマーに代替する技術開発が活発になってきています。特に注目される技術は熱可塑性エラストマーと硬質樹脂を熱融着させる「一体成形」ですが、この一体成形により軟質部品と硬質部品を成形機内で組み付けすることが可能となるため、大きなコストダウンの効果が得られます。 このように熱可塑性エラストマーの使用が注目される中、当社は互いに非相容なアクリルゴムとポリプロピレン(またはポリエステル)とをブレンドさせた熱可塑性エラストマー『ノフアロイ(R) TZシリーズ』を開発しました。『ノフアロイ(R) TZシリーズ』は汎用プラスチックであるポリプロピレンやABSばかりでなく、PCやPBTなどのエンジニアリングプラスチックにも密着するため、これらの硬質樹脂との一体成形が可能です。また『ノフアロイ(R) TZシリーズ』は優れたゴム弾性、耐油性、耐熱性を有することから、例えば油や熱のかかりやすいパッキン部材として硬質部品と一体成形され、使用されています。 ※ノフアロイは日油株式会社の登録商標です。
- 企業:日油株式会社 機能材料事業部
- 価格:応相談