ステンレスとニッケル・ニッケル基合金を組合わせた特殊クラッド鋼板
ステンレス+ニッケル・ニッケル基合金のクラッド鋼板は、耐熱性と耐食性を両立させます。
圧延クラッド鋼板の母材は炭素鋼だけではありません。当社ではステンレス+ニッケル基合金といった組み合わせのクラッド鋼板も製造可能です。例えばSUS304+NCF600やSUS310S+NW0276, NW6022といった組み合わせができます。 このようなクラッド鋼板は、耐熱性と耐食性を同時に要求される機器に使用されることが多く、粉体を焼成するためのキルンや乾燥させるためのドライヤ、半導体製造装置などがあります。 【ステンレス+ニッケル基合金クラッド鋼板の利点】 ■経済性: 高価なニッケル基合金の使用量を減らし、母材をステンレス鋼にすることによりニッケル基合金単体の鋼板よりも低コストに出来ます。 ■鋼板強度の向上: ニッケル基合金鋼の強度に不安がある場合、母材にステンレス等を使用することで材料強度を向上させることが出来ます。 ■広幅の対応: ニッケル基合金鋼単体では広幅の鋼板の入手が難しい場合があります。当社の場合、圧延により大型化が出来るので広幅の鋼板の製造が可能です。弊社の製品幅は、概ね3.5mまで対応可能です。広幅な鋼板を使用することで機器の溶接線を低減出来ます。
- 企業:日本製鋼所M&E株式会社 営業本部
- 価格:応相談