高電圧の電気絶縁や放電制御と電気機器の保護技術
キーワード: 高電圧絶縁 大電流遮断 放電抑制 電気絶縁全般 真空中の高電圧技術 ヒューズ技術
高電圧(一般的には600V 以上の電気設備)は、電力の送電や配電をはじめ、様々なところで利用されています。これは電気を効率よく利用(輸送)したり、高電界を発生させたりしやすいためです。電気を高電圧で利用しようとすると、思わぬところで電気の絶縁(電気が流れないようにすること)が破れて、放電(小さな雷のようなもの)が発生して、停電を起こしたり、装置を故障させたりしてしまいます。 このようなことを起こさないようにすることが大事で、電気を安全に安心して利用できるようにするには、電気絶縁をきちんとせねばなりません。仮に電気絶縁が完全に破れてしまって大電流が流れてしまうと、火災や爆発など甚大な事故や装置の故障を引き起こしてしまいます。そのようなことが起きたとしても、大電流をすぐさま切って(電気では遮断すると言います)、事故を最小限に抑えるための保護装置も重要です。 我々の研究室では、優れた絶縁性を持つ「真空」を利用した電気絶縁の研究を行っています。また、電気事故により大電流が流れたときに、機器を保護するためのヒューズの研究も行っています。
- 企業:埼玉大学 オープンイノベーションセンター
- 価格:応相談