振動流動層装置 VIBRO-FLUIDIZED BED
第3回1994年度分離技術賞受賞(分離技術懇話会)
流動層は、粉粒体中に気体を吹き込み固体粒子を浮遊懸濁させ流体に似たような状態をつくり、乾燥や吸着、反応などの操作に利用されます。従来の流動層では流動化の対象となるのは数十μm以上の粉粒体でした。しかし、「振動流動層装置」は、気体と振動の相乗効果により“流動化が困難”とされていた数μmあるいはサブミクロンの微粉体でも安定した良好な流動層を形成し、しかも少ない気体量で流動化を保つことが出来ます。このことより、固、気の接触時間が長く保て、飛び出し粒子も少なくてすみます。粉体の形状に対する適応が広く、湿潤材料への適用も可能です。また、付帯設備の小型化、削除が可能です。応用としては、乾燥、濾過乾燥、加湿調湿、反応、表面改質、脱溶剤、分級など、特に医薬粉末原料中に含まれている微量溶剤を除去する装置として大変有効です。用途としては、医薬品、食品、樹脂粉、黒鉛、トナー、セラミック、金属粉、香辛料、スファインケミカル粉粒体などで、溶剤優先除去として、アセトン、エタノール、IPA、メタノール、ピリジンなどです。機種は縦型のVUA型と横型のVHA型が有ります。 詳しくはお問い合わせ、またはカタログをご覧ください。
- 企業:中央化工機株式会社
- 価格:応相談