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装置のロングライフ運転に成功しました。脱気装置の高耐久性は、送液ポンプのトラブル回避と流量再現性や、安定性には最も欠かせません。
大きな真空変動もなく、安定した溶存酸素を取り除いた溶媒を、送液ポンプに供給する高性能な脱気装置を開発しました。 パルスモータと独自の制御ソフトの組合せ、そして装置作動中は常時大気導入機構の自己クリーニング方式で真空ポンプの長寿命が実現できました。 脱気モジュールの透過膜は、高性能テフロンAF（アモルファス フルオロポルマー）を使用しています。AF素材はエアー透過率にとても優れています。 よって、ローボリューム（480マイクロL）ですが当社の真空ポンプの性能との組合せで、マイクロ送液からセミ分取まで幅広い対応が可能です。 OEM対応においては、メンテナンス時にはLCD表示にて各ポイントの状態・検査を確認することできます。その際に分析中でも実験を中止することはありません。 また、OEM仕様・特殊溶媒送液仕様によっては、ご希望の真空値に制御設定ができます。
高性能で高耐久性、そして安定溶媒の送液を可能にした脱気装置、それが８９００型シリーズと、組込み型式 【ＢＩＴ－８９００】 です。
オンライン脱気装置の基本構成は、チャンバーユニットと真空ポンプそして制御基盤の三機構で成り立ちます。 チャンバーユニットは、内部にテフロンＡＦの透過膜があり、その中を溶媒が通過している間に溶存酸素だけを取り除く製品です。しかし、溶存酸素だけでなく、溶媒のガス化も多少は透過してきますので、チャンバーユニットの材質は耐薬品性の樹脂を使用。 真空ポンプも同様に、溶媒のガス化は多少とも透過してきますので、駆動するポンプ内部にはかなりの負担があります。そこで耐久性と、メンテナンスフリーにできるかが問われ、そのうえ真空ポンプの性能で分析結果の、リテンションタイムやピークのシャープ（理論段数）が大きく左右されますので、脱気装置は実験結果において重要な装置です。 制御基盤においては、真空センサーでチャンバー内部の真空状態やポンプの動作確認を監視などの多様な安全管理を行います。 その上、ＬＣＤ表示基盤を接続することで、現在の真空値を確認ができます。そして機能検査モードにて装置の状態確認が可能で、その際には分析装置を停止することなく、メンテナンス検査と経歴（専用のマークシート）を作成することも容易に行うことが出来ます。
