NMR(核磁気共鳴分析)による構造解析
軽溶媒そのままの測定
NMRは通常、磁場の安定性確保などを理由に磁場調整を重水素化溶媒の2H(:D)核の共鳴信号を用いて行いますが、1H核の共鳴信号を用いて行うことにより、軽溶媒(:通常の溶媒)でも測定を行うことが可能です(No-D測定法)。 No-D測定法が有効な測定は次の通りです。 ・軽溶媒との相互作用を評価する測定(例:軽溶媒での劣化調査) ・重水素化溶媒を用いることができない試料の測定(例:タンパク質など生化学分野の試料の測定) ・揮発しやすい成分を含む試料の測定 ・溶解できる重水素化溶媒がない試料の測定
- 企業:一般財団法人材料科学技術振興財団 MST
- 価格:応相談