TAB/COF マーケット アプリケーション需要分析2015
4K化インパクト 再び成長を始めたTABとCOFのマーケット分析
2014年9月、突然COFの需要が急拡大した。特に韓国二社の生産が拡大、フル生産に近い状況となっている。この状況はその後も続き、2015年1月現在においても高い稼働状況が続いている。この時期、大型LCDの生産が特別に増えている訳でもない。それでもCOF需要が急速に高まり、それが継続している。 4K化インパクト。やはりこのCOF需要の急増を分析すると、4Kパネルの増加が要因となっていた。4Kパネルにおいては、FHDと比較して2倍のLDI個数を必要とする。当然、COFも2倍必要となってくる。この4Kパネルの生産が、いよいよ本格化してきた。2014年には約2000万台のTV向け4Kパネルが生産されたものと見られる。この4K化効果により、2014年のCOFマーケットは大きな成長を見せた。2015年以降も4K-TVは確実に拡大していくことが見込まれる。近年のLDIはマルチチャネル化が停滞しており、4Kの増加は、素直にCOFの拡大に繋がっていこう。2013年以前は、縮小傾向を見せていたCOF及びTABマーケットであるが、2014年大きな転換点を迎えたのかもしれない。再びCOFマーケットは成長力を取り戻した。
- 企業:株式会社ネットブレイン
- 価格:1万円 ~ 10万円