当リポートはTAB/COFの現状におけるマーケット動向を分析、マーケットトレンド、各メーカーのビジネス展開状況等をまとめている。
2019年のCOFマーケットは9月まで高い成長を維持した。過去、最高レベルの生産状況であった。しかし、中国LCDメーカーが増産を続けた結果、供給過剰、パネル価格の低下を招いた。韓国、台湾メーカーは早くから減産を進めていたが、ついに4Qより中国メーカーも減産を開始、COFの生産も急ブレーキが掛かってしまった。このため2019年の片面COFマーケットは、OLED、スマートフォン向けが伸びたため、前年実績は上回ったものの、その伸び率は予測を下まわるものとなった。一方、2メタルCOFは落ち込みを見せている。iPhone向けが縮小しており、さらに2020年モデルからは、ついにCOPの採用が本格化する。2メタルCOFの採用は、さらに縮小することが予測される。現状の2メタルCOFは、アップル1社に依存するマーケットとなっている。常々そのリスクを述べてきたが、ついに現実のものとなろうとしている。
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基本情報
COFマーケット、特に片面は2020年1Qには韓国メーカー中心に回復を見せている。1Qにおいては新型コロナの影響も5~10%減程度と見られ、それほど大きなものでは無かった。それがここにきての欧米エリアでの感染拡大である。既に金融マーケットが大きく反応している。実体経済にどの程度影響してくるかは、現状見通すことは難しい。幸いCOFのクライアントは韓国、中国が主体である。これら地域では既に新型コロナは収束に向かいつつある。それでもどこまでCOFマーケットに影響してくるかを見通すのは非常に困難となってくる。この先マーケットは上下ともに大きく振れる可能性がある。厳しい局面であることに変わりはない。今後どのようなマーケット状況にも対応できる体制づくりが必須となってこよう。
価格情報
98,000円(内税)
価格帯
1万円 ~ 10万円
納期
即日
用途/実績例
当リポートはTAB/COFの現状におけるマーケット動向を分析、マーケットトレンド、メーカーシェア、各メーカーのビジネス展開状況等をまとめている。新規参入しつつある中国メーカーの分析も行なっている。また、拡大しつつあるOLED、スマートフォン向けも詳しく分析している。新たなステージに入りつつ、難しい局面を迎えているCOFマーケットの展望を分析したものとなっている。
詳細情報
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テープサブストレートマーケット需要予測
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