エポキシガラスパイプ
多様な用途に応える、エポキシガラスパイプ
■エポキシガラスパイプの製造工程 エポキシガラスパイプは、ガラス繊維強化プラスチックを用いて製造されます。まず、ガラス繊維でできた布にエポキシ樹脂を浸透させるところから始まります。この樹脂を塗布したガラス繊維は、乾燥させることで「レジンペーパー」と呼ばれる材料に変わります。このレジンペーパーを芯金(通常は鉄の円柱形の棒)に巻きつけます。 巻きつけた後、これを型に入れ、加熱処理を行います。この加熱工程でエポキシ樹脂が硬化し、ガラス繊維と一体化したパイプが形成されます。硬化後、芯金を引き抜くと、残った部分がパイプの内径となります。イメージとしては、焼き上げる過程はたい焼きのようで、芯金の役割はちくわのようなものです。芯金の寸法に応じて、パイプの内径が決まりますが、芯金が四角形の場合は、内径も四角形になります。 芯金のサイズや形状を変えることで、さまざまなサイズや形状のエポキシガラスパイプを製造することが可能です。この工程により、エポキシガラスの耐久性と軽量性を兼ね備えたパイプが形成され、幅広い用途に使用されています。
- 企業:村上電業株式会社
- 価格:応相談