ステンレスと高合金鋼を組み合わせた特殊なクラッド鋼板
ステンレス+高合金鋼のクラッド鋼板は、耐熱性と耐食性を両立させます。
圧延クラッド鋼板の母材は炭素鋼だけではありません。当社では、ステンレス+高合金といった特殊な組み合わせのクラッド鋼板も製造可能です。 例えばSUS304+NCF625やSUS310S+NW2201といった、ステンレスとニッケル基合金の組み合わせがあります。 このような組み合わせのクラッド鋼板は、耐熱性と耐食性を同時に要求される機器に使用されることが多く、粉体焼成のためのキルンや乾燥させるためのドライヤ等があります。 【ステンレス+高合金鋼のクラッド鋼板の利点】 ■経済性:比較的高価な高合金鋼の使用量を減らし、母材をステンレス鋼にすることにより高合金鋼単体の鋼板よりも材料費を減らすことが出来ます。 ■鋼板強度の向上:高合金鋼の強度に不安がある場合、母材にステンレス等を使用することで材料強度を向上させることが出来ます。 ■広幅の対応:高合金鋼単体では広幅の鋼板の入手が難しい場合があります。弊社の場合は、圧延により鋼板の大型化が出来るので広幅の鋼板の製造が可能です。弊社の製品幅は概ね3.5mまで対応可能です。広幅な鋼板を使用することで機器の溶接線を低減することが出来ます。
- 企業:日本製鋼所M&E株式会社 営業本部
- 価格:応相談