溶剤塗料・溶剤インキ用セルロース誘導体（バインダー・粘調剤用途)
セルロースアセテートブチレート（CAB）は、溶剤系塗料・自動車用補修塗料・溶剤系印刷インキの増粘、樹脂バインダーして使用可能です
CABは高分子の骨格内に酪酸基、酢酸基、水酸基を有しているセルロースエステルの一つです。 アルコール、エステル、ケトンなどの幅広い有機溶剤に対して溶解し、樹脂や可塑剤とも相溶性を示します。また耐薬品性にも優れております。 主に金属、木工、プラスチック、皮革用の塗料バインダーとして使用されてます。また分散性、速乾性、粘度調整用の添加剤としての効果もあります。 CABは分子量の大きさ、酪酸基、酢酸基、水酸基の含有量により物性に様々な影響を与えます。 例えば酪酸基含有が高いほど、相溶性や溶解性が良い傾向が上げられます。また水産基含有が高いほど、架橋剤などとの反応性が高くなります。 ＜主な性能＞ 樹脂バインダー・粘度調整・レベリング向上、ピンホール改善、金属顔料分散、耐薬品性向上 ＜用途例＞ 自動車用補修用塗料（速乾性向上、光沢調整、耐候性向上） 印刷インキ（成膜助剤、平滑性、UV安定性、耐黄変性） ※詳しくはPDF資料をご覧いただくか、お気軽にお問い合わせ下さい。
- 企業：MP五協フード＆ケミカル株式会社
- 価格：応相談
