【ISO Sa2】ブラストで行う素地調整について
【ISO Sa2】ブラストで行う素地調整について
『ISO Sa2で行うメリット』 ISO Sa2は素地調整の中で3番目に洗浄度の高い規格となります。 上位の規格ISO Sa3やISO Sa2.5はほとんどの表面の付着物を除去する必要がありますが、Sa2では許容される範囲が広いためコストと時間を削減する事が可能となります。 許容される固着した汚れとは刃の付いていないパテナイフでは、剥離させない程度の付着となります。 ブラスト後にも残存する汚れが残る仕様とはなりますが、それでも2種ケレンと呼ばれるISO St3と比較すると清浄度が優れており塗料と高い密着が期待されます。 ブラストで異物を除去し凹凸のある表面へ変える事によって、塗料の性能を最大限引き出し塗膜の早期剥離を防ぐ事で製品寿命の長期化を可能にします。 屋外で使用される製品などはこのような仕様を選定します。 『ISO Sa2の作業方法』 1.表面に付着しているスラグ、溶接スパッタなどを除去する。 2.表面に付着している油脂、グリスなどを溶剤などを用いて取り除く。 3.ブラストによって表面に付着している異物を全て取り除く。 4.清潔な乾燥空気で埃やゴミを取り除く。
- 企業:原田鉄工株式会社
- 価格:応相談