ナノ抗体提示多糖を用いた高感度免疫測定[埼玉大]
ナノ抗体と多糖を組合わせた「ナノ抗体提示多糖」によって、ナノ抗体を基板へ担持することが可能です。
○技術の概要 ナノ抗体を使った酵素免疫測定法(ELISA)にて検出感度を改善する方法を開発しました。 ナノ抗体を水溶性多糖と化学的に連結したナノ抗体-多糖結合体を調製し、 これを固相化したELISAでは、ナノ抗体そのものを用いた場合よりも感度が向上することが確認されました。 ○従来技術との比較 ナノ抗体を通常抗体の代わりに用いたELISAでは、固相化による失活や基材からの剥離が起こりやすいという課題がありました。 本技術では、水溶性多糖を足場に使ってナノ抗体を固相化することで、ELISAの検出感度を改善することが可能です。 ○技術の特徴 ・ナノ抗体のサンドイッチELISAへの適用 ・水溶性多糖がナノ抗体を保護 ・ナノ抗体の集積化による結合親和性の向上 ・非特異的な吸着の抑制
- 企業:株式会社信州TLO
- 価格:応相談