粉体試料の合成に好適 SiC製容器対応 Monowaveシリーズ
小~中規模の合成(有機・無機)用のリアクターです。反応容器のオプションに炭化ケイ素(SiC)容器があるため、迅速に加熱します。
Q : 粉末、粉体の試料を溶媒を使用することなく加熱し、急速合成させるにはどうすればいいでしょうか? Q : 合成時に使用している溶媒がマイクロ波の吸収がなく、急速合成できない場合はどうすればいいでしょうか? A : アントンパールには 反応容器に炭化ケイ素(SiC)容器 があります。 炭化ケイ素(シリコンカーバイド)製の容器はマイクロ波エネルギーを効率的に吸収し、内部をマイクロ波放射から保護します。これにより、マイクロ波は容器を直接加熱し、試料(固体や非極性溶媒)の物理的特性に影響することなく加熱させることが可能になります。 つまり、ヘキサンなどの非吸収性溶媒からイオン液体などの優れた吸収剤まで、すべての溶媒を加熱して同等の性能を実現できます。 他の加熱方法と異なり、温度上昇をスピードアップさせることができ、速やかに反応させることができるため、研究の効率をアップさせます。また、副生成物や分解生成物の量を押さえ、収率向上が望めます。 加えて、ガラスバイアルに適さない化学物質(フッ素化剤またはアルカリ性サンプル)も、化学的に不活性で堅牢なSiC容器で処理できます。
- 企業:株式会社アントンパール・ジャパン
- 価格:100万円 ~ 500万円