粉体塗装で凹部が塗れない原因とは?静電気の壁
箱の内側や深いリブの底だけ膜厚が乗らない。静電気が入り込めないファラデーケージ現象と回避策を解説します。
箱の内側や深いリブの底だけ、いくら吹いても粉が乗らない。 ガンの問題ではなく、静電気の性質が原因です。 凹部の深さが幅の1.5倍を超えると粉体は届きません。 ────────────── ■発生原因 電気力線は凹部の入口の角に集中し、内部まで入りません。 帯電した粉体は角に引き寄せられ、奥は塗り残しになります。 ■真相 電圧を上げるほど逆効果になります。 高電圧では入口の付着が増え、内部への到達をさらに妨げます。 ■改善策 電圧を下げ、エア圧を高めて粉を機械的に送り込みます。 形状によっては溶剤焼付塗装への切替が確実で、事前の試験塗装が有効です。 粉体塗装の適合形状をまとめた資料をご活用ください。
- 企業:永和工芸株式会社 平野塗装工場
- 価格:応相談