歩いて笑顔になる歩行者空間をつくろう
キーワード: 歩行空間評価 交通安全 表情センサー
近年、コンパクトシティの考え方や、人間主体の街づくりの考えが広がる中、交通計画における、歩行者への重要性は増してきている。しかしながら、歩行者の快適性を計るために利用される主な方法、アンケート調査は、歩行者の協力意思に頼っており、対象者の無作為抽出はできない。さらに、調査依頼をすることで、せっかくの気分を害しているかもしれない。 このような課題に対して、歩行者の「笑顔」を観測して数値化し、その値を歩行者空間の質の評価として利用することで、理論的には対象区域の全歩行者を対象とすることができ(少なくとも、無作為抽出が可能となり)、対象者が調査に協力していることを意識しない状況で評価をすることができる。 近年技術が進歩している画像解析技術と表情認識センサーを用いたシステムを開発し、歩行者の表情の解析をすることで、歩行者の幸せ度に歩行空間のどのような要素が影響しているのかを研究している。
- 企業:埼玉大学 オープンイノベーションセンター
- 価格:応相談