アドフォスNIR : 超近赤外線加熱装置
樹脂・フィルムから金属まで、幅広い業界における加熱処理を劇的に短縮します。従来の所要時間が1/10以下に!
アドフォスNIR(超近赤外線)とは・・・従来の赤外線とは一線を画す波長特性を持つ、ドイツ製超近赤外線加熱装置です。一般的な近赤外線が持つ波長帯域は、1.2~2μm(ピーク波長:1.2μm)であるのに対して、アドフォスNIRの波長帯域は、0.8~1.5μm(ピーク波長:0.85μm)。その波長帯域が持つ特徴として、金属などに対しては吸収性が高く、非常に強力な加熱力を持ちながらも、紙、樹脂フィルム、ガラスなど、熱に弱い基材に対しては高い透過性を持つため、それら基材に与える熱ダメージを極限まで抑え、印刷/塗布された塗料(導電/絶縁インクなど)を瞬間的に乾燥/焼成させることが出来ます。まさに、現在世界的に競争が盛んなPE(プリンテッドエレクトロニクス)開発における課題を解決する可能性を持つ技術です。 さらに、その高いエネルギー密度による強力な加熱によって、他の加熱方式では昇温に時間がかかるアプリケーション(金属熱処理、はんだのリフローなど)でも、瞬間的に目標温度まで昇温出来るため、従来の処理時間を驚異的に短縮することが出来、炉長の短縮による設備の縮小化が可能です。
- 企業:松本金属工業株式会社
- 価格:応相談