リン青銅の概要と適応業界
リン青銅がなぜ長年電子部品に使われ続けるのか?他の合金とどのような違いがあり、どのような用途に適しているのか?
リン青銅が電子部品(コネクタなど)の精密部品に広く選ばれる理由は、単なる硬度の高さだけでなく、優れたばね特性(弾性)、卓越した耐疲労性、そして「応力緩和抵抗」という、長期間安定した性能を維持するための高度な技術的特性を兼ね備えているためです。 青銅(ブロンズ)とリン青銅の最大の違いは、「リン(P)」の添加の有無とその役割にあります。リン青銅は、伝統的な青銅の性質をリンによる脱酸効果によって劇的に向上させた、より高機能な合金といえます。青銅の持つ加工性を維持しつつ、合金化による強度向上、靭性はより向上しております。リン青銅の特徴はリンの添加により、「ばね限界値(元の形に戻る力)」と「耐疲労性」が青銅より著しく向上していることです。繰り返しの動作に非常に強く、数百万回の動作が求められるスイッチの板バネ、接点など、高度な信頼性が必要な部品に最適な素材です。 上記の性質からリン青銅は板、条や箔と呼ばれる形態の製品が用途の多くを占めます。ですが、商品形態は丸棒や線なども一般的です。 丸棒や線は、ばね材、ねじ、ナット、軸受け、接点、歯車、コネクタ、半導体装置などに使用されます。 詳しくはお問い合わせください。