重水(D2O)「合成・分析・解析」は水素(H)原子の安定同位体
医薬品の原料、NMRの重溶媒、原子力発電所の減速材,研究用試薬、有機合成、有機分析、などで活躍
『重水(D2O)』は、H原子の代わりに同位体である重水素(D)原子が O原子と結合した分子です。 重水素には水素に無い中性子を含むため、質量が増えることで異なる物性を保有。 重水は、医薬品の原料やトレーサーとして用いられています。重水素は、水素の代替として、薬物の分子内に組み込まれることで、薬物の安定性や作用時間を向上させることができます。 また、原子力発電の減速材として用いられています。中性子は、重水素と衝突すると、水素と衝突した場合よりもエネルギーが下がり、核分裂反応が起こしやすくなります。そのため、重水は、原子炉の効率を高めるために不可欠な物質です。 NMR用の重溶媒としても使用されています。 【特長】 ■H原子の代わりに同位体である重水素(D)原子がO原子と結合 ■重水素には水素に無い中性子を含む ■質量が増えることで異なる物性を持つ ※詳しくはPDF資料をご覧いただくか、お気軽にお問い合わせ下さい。
- 企業:東日本イワタニガス株式会社 開発本部
- 価格:応相談