熱電対・補償導線のQ&A :距離の制約と精度への影響について
熱電対から計測器までの距離が長い場合の影響について回答します!
発電所や大型化学プラント等の現場では、温度計測箇所から計器室まで 数kmの距離になる場合がある。その場合の問題点は? A: 熱電対回路はその原理から、使用する熱電対材料と両端の温度のみに よって発生する熱起電力は決定され、熱電対線の線経や長さによって特性が変わることはない。 従って、測定部分が細く、途中が太くても影響はないし、 また、薄板の熱電対でも測定精度上問題はない。 但し、熱起電力を計測する計器側には制約があり、 計器への入力抵抗に何Ωまでという制約が必ずある。 そのため、発電所等の大規模なプラントでは 補償導線の線経を太くして長距離伝送を行っている。 あるメーカの温度調節計では、熱電対の許容信号源抵抗は100Ω以下とされ、 測温抵抗体の場合の許容配線抵抗は1線あたり10Ω以下としている。 ※詳しくはPDF資料をご覧いただくか、お気軽にお問い合わせ下さい。
- 企業:株式会社岡崎製作所
- 価格:応相談