極性溶媒の濃縮再利用に『BC膜濃縮システム』
極性溶媒の水溶液を膜処理で再利用へ。非加熱で省エネルギーな膜による濃縮システムです。
BC膜(*1)濃縮システムは、水溶液を高濃縮できる非加熱で省エネルギーな膜濃縮システムです。 極性溶媒(NMP、DMF、DMSO、DMACなど)の希薄な水溶液を濃度30~40%程度の濃度まで濃縮できます。 BC膜濃縮システムで蒸留器による溶剤濃縮の一部もしくは全部を置き替えることができれば、燃料の大幅な削減が見込まれカーボンニュートラルの一助となります。 これまで廃棄されていた希薄な溶剤の水溶液を濃縮し回収や再利用することはサーキュラーエコノミーにつながります。 非加熱処理なので対象液の熱劣化や熱変性を抑えられます。 無機・有機塩含有の水溶液の濃縮にも適用できます。 レンタル可能なラボ試験機とベンチ試験機があります。 販売もしております。 ◆ラボ試験機:濃縮可否の確認などの基礎検討に ◆ベンチ試験機:スケールアップ検討や長期ランニングでの品質などの確認に *1:BCはBrine Concentrationの略です。BC膜は、中空糸RO膜の「内」と「外」に原水を流して使う膜のことで、膜の「内」と「外」の浸透圧差をなくし、原水の浸透圧より低い運転圧力で液を濃縮できる膜です。