水害シミュレーションでリスクを可視化する!
キーワード:洪水 数値シミュレーション 人間行動 ハザードマップ 富岳 治水ダム 田んぼダム 気候変動 気象との連携 洪水保険
私はドイツに留学して博士号を取得しましたが、その時は地下環境での多相流に関する研究を実施しました。温室効果ガス・メタンの地下環境での輸送過程をシミュレーションするモデルを作りました。 ヨーロッパは数値計算の専門家と実験・観測の専門家が別であることが多く、どちらかというと実験・観測も計算も自ら実施して見識を深めようとする日本の研究者とは少し違う所があります。優劣を申し上げているわけではないのですが、ドイツ人の合理的な考え方を学びました。その後、日本に帰国して洪水災害の研究を始めました。 数値計算が中心ですが、地元住民と地域密着型の水害対策について検討したり、気候変動関連の研究、高度な気象シミュレーションと連携した洪水予測に関する研究、田んぼダムの研究、水害保険の研究、避難行動モデルの開発、水文統計の研究を実施しています。ドイツの数値計算特化型研究の経験も生かして、富岳コンピュータを用いた洪水計算も実施しています。
- 企業:埼玉大学 オープンイノベーションセンター
- 価格:応相談