【分析事例】チューブ内の金属異物分析
金属異物の材質や種類の推定が可能!!
チューブ内に存在する金属異物の分析事例をご紹介します。 異物を採取して、SEMによる形態観察、SEM-EPMA法による元素分析、 検出された元素の半定量分析を実施しました。 ■お客様より異物発生に関して頂いた情報 ・異物の発生状況 ⇒チューブ製造 ・異物の材質、大きさ、色 ⇒金属・1mm弱 棒状・金属光沢様 ・想定している異物の内容 ⇒金属片 ・その他の情報 ⇒ 特になし ■結果 元素分析結果より、異物はFe-Cr-Ni系のステンレス鋼(SUS)と判断されました。 また、半定量分析結果より、ステンレス鋼のオーステナイト系SUS316であると推察されました。 ステンレス鋼は耐食性に優れているため、一般的な金属材料や各種部品等に幅広く用いられています。