スピンドレックスの製品・サービス一覧

スピンドルテーパ(Spindle Taper)は、工具やツーリングシステム との接触面として極めて重要な役割を担っており、その精度と安定性は、 マシニングセンタや旋盤の加工品質、剛性、繰り返し位置精度に直接 影響します。 一般的なテーパ形式には BT、HSK、CAT、ISO などがあり、それぞれ 角度、寸法、構造設計が異なります。 スピンドルとツールの正確な嵌合を実現するためには、ISO 1947や DIN 2080 などの国際規格に基づいて、主軸テーパの幾何学的精度と 接触品質を検査する必要があります。 【検査項目】 ■テーパ角度精度：±10秒以内であることが一般的な要件 ■接触率(Contact Ratio)/あたり：面接触が70％以上である必要があり、 　点接触による不安定な加工や緩みのリスクを防ぐ ■テーパ面の振れ(Runout)：高精度加工のため、2μm以内に抑えるのが一般的 ■表面粗さ(Ra)：クランプ剛性の向上と摩耗の抑制のため、Ra 0.2μm以下が 　望まれる ※詳しくはPDFをダウンロードしていただくか、お気軽にお問い合わせください。

スピンドル振動測定(Spindle Vibration Test)についてご紹介いたします。 加工安定性と加工精度を確保するために、スピンドル運転中に発生する 振動の振幅と周波数を測定し、規定値を超えていないかを判断します。 正確なスピンドル振動分析は、故障の予測やスピンドル寿命の延長、 装置の信頼性と生産効率の向上に貢献します。 【スピンドルの振動および動バランス基準の特長】 ■加工品質および設備の寿命に大きく影響する重要な要素 ■業界では通常、ISO 1940の動バランス等級に基づき、動バランスの精度を 　11段階に分類 ■適切な動バランスは、スピンドルの振動を抑制し、加工の安定性を 　向上させ、ベアリングや機械部品の寿命を延ばす効果がある ※詳しくはPDFをダウンロードしていただくか、お気軽にお問い合わせください。

スピンドルの回転精度は、スピンドルの運転安定性および加工精度に 影響する重要な指標です。 通常は無負荷・低速回転時における、スピンドル先端またはツーリング 取付面のラジアル方向およびアキシャル方向の振れ量で測定されます。 この精度はスピンドル部品の製造精度および組立品質に大きく依存します。 【一般的な回転精度の基準】 ■スピンドル端面の振れ≦1μm ■内部テーパーの振れ ≦2μm ■300mmテストバーによる振れ≦15μm ※詳しくはPDFをダウンロードしていただくか、お気軽にお問い合わせください。

スピンドルの温度上昇は、主に高速回転時の軸受けの摩擦熱、 潤滑油の撹拌、およびモーターによる熱変換によって発生します。 過度な温度上昇は、主軸シャフトの変位や熱変形を引き起こし、 加工精度や表面仕上げ、工具寿命に悪影響を及ぼします。 スピンドルの長時間にわたる安定運転と加工の一貫性を確保するためには、 正確な温度上昇の制御と熱補償メカニズムが極めて重要です。 一般的に、軸受けの固定端(T1)、可動端(T2)、およびスピンドル モーター(T3)の、主に3つの重要な位置の温度変化を監視します。 【一般的な主軸温度管理の基準】 ■軸受部の温度上昇ΔT≦20°C ■T1とT2の温度差≦5°C ※詳しくはPDFをダウンロードしていただくか、お気軽にお問い合わせください。

スピンドル剛性(Spindle Rigidity)とは、外部からの力に対して 変形を抑える能力を指し、通常は N/μm(ニュートン/ミクロン)で 表されます。 スピンドル剛性が不足すると、加工中に弾性変形や振動が発生しやすく なり寸法精度の低下、表面粗さの劣化などの問題が発生。 さらに、ベアリング荷重の偏りが起こり、長期的な稼働安定性に悪影響を 及ぼす可能性もあります。 一方、高剛性設計のスピンドルは、加工安定性を向上させ、加工誤差や 工具摩耗の低減に貢献し、長時間にわたって高精度加工の品質を維持 できます。 【剛性の計算式】 ■K＝Rigidity(N/μm) ■F＝Applied Force(N) ■δ＝Displacement(μm) ※詳しくはPDFをダウンロードしていただくか、お気軽にお問い合わせください。