熱伝導性はダイヤモンドに次ぐ水準で銅より高く、かつ熱膨張がセラミックス並みに小さい特性値を持ち比重は銅の1/4以下とこれまでにないバランスの取れた新材料の開発に成功 ~グラファイト系金属基複合材料の新素材「ACM-H1」「ACM-H2」~

当社のユニークな技術、溶湯鍛造法(高圧鋳造)によりグラファイト由来の金属基複合材料の新素材「ACM-H1」「ACM-H2」を開発しました。
当社のコア技術、溶湯鍛造法(高圧鋳造)を使用し、新しい製造法を実現しました。それにより、要求するニーズに合わせて、熱伝導、熱膨張、強度など、物性値を任意に設計することが可能になりました。現行のグラファイト系複合材のラインアップ「ACMーa / ーio」 は物性値が限定的でしたが、物性値がニーズに合わせて設計できるものは初めてです。
今回開発した「ACMーH1& H2」はアルミニウムとグラファイトを複合化してつくる、金属基複合材で、これまでにこの特性値を持つ素材が存在しなかった。放熱・排熱に大きく寄与する材料で、熱膨張率も低いため、放熱性・低熱膨張の両面から熱を発する製品の信頼性を向上させることができる新素材です。グラファイトにはない特徴として、(1)熱膨張率がこれまでにないほど小さく、また、(2)優れた高剛性を有しています。(3)銅より大きい熱伝導性を持ち合わせているため、現行の銅を使用した商品(例 放熱版)の軽量化が可能です。(4)アルミニウムよりも軽い。

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