【MSTホームページ】分析事例「エポキシ樹脂の硬化温度・ガラス転移温度調査」公開しました
一般財団法人材料科学技術振興財団 MST
MSTホームページにて、分析事例を公開いたしまいた。
◆タイトル
エポキシ樹脂の硬化温度・ガラス転移温度調査
~DSC(示差走査熱量)測定による熱物性評価~
◆測定法・加工法
DSC
◆製品分野
電子部品・日用品
◆分析目的
製品調査・熱物性評価
◆概要
二液混合型のエポキシ樹脂について、DSC(示差走査熱量測定法)を用いて硬化温度及び耐熱性の指標となるガラス転移温度(Tg)を調査しました。硬化前の樹脂をDSC測定したところ、約103℃付近から急激な発熱反応が開始するのが確認されました(図1)。これは昇温加熱により樹脂の重合(硬化)が起きたためです。更に、硬化後の樹脂を室温まで空冷した後、再度DSC測定したところ、樹脂のガラス転移に起因するベースラインの吸熱側へのシフトが確認され、Tg は約116℃でした(図2)。
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