【はじめての流体解析】流体解析を構成する要素(その1)

数値解析を行なうためには、まずコンピュータ上に解析対象物を再現し、
解析領域を任意の小空間に分割する必要があります。
解析領域を分割した任意の小空間を“メッシュ・グリッド・格子・セル”などと呼びます。
この各セルに保存則が適用され、速度や温度などの値を持ちます。
構造メッシュ(直交メッシュ)は、正方形や長方形の6面体のメッシュで構成されるもので、
特に、6面体のメッシュが規則正しく並んでいるようなものを指します。
メッシュが規則正しく並んでいないものは、非構造メッシュと呼ばれます。
ゆがんだ6面体をつなぎ合わせて曲面を構成するのがこのタイプです。
任意の6面体形状は、ヘキサメッシュと呼ばれ、非構造メッシュの中でも
三角形の4面体で構成されたものを、テトラメッシュと呼びます。
近年、ポリヘドラルメッシュという任意の多面体メッシュタイプが登場しました。
テトラメッシュに比べて、面の数が多いため計算精度が良いという特徴があります。
流体解析では、この境界層流れを精度よく捉えるため、レイヤーメッシュと呼ばれる
表面形状に沿ったメッシュを作成する必要があります。

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