Vol.184 下水道にも流せるプラスチック袋があるの?

南米のチリでは、2018年の8月、商業分野でのプラスチック袋の使用を禁じるという法律が公布されました。
余談になりますが、私が幼少の頃、日本でもポリ袋というものが普及しておらず、スーパーで食料品を買うと茶色の紙袋に入れてくれたんです。ですから、買い物に出掛けるときは「買い物カゴ」を必ず持って出掛けたものです。ポリ袋という水に濡れても破れない丈夫で便利なものが環境に悪影響を与えることなど、当時の人たちは思いもつかなかったことでしょう。
さて、本題である「水に溶けるプラスチック袋」ですが、前述したチリの起業家たちが石油のかわりに石灰石を用いることによって、環境を汚染しない水溶性のビニール袋を開発したのですね。何でもこの「SoluBag」は5分程度で水に溶けてしまうそうですよ。下水道に流しても大丈夫ですね!

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現代社会では、どこにでも存在しているプラスチックですが、第二次世界大戦後に急速に普及したようです。その理由としては、加工しやすく、耐久性も高いことやコスト的にも比較的安価であることが理由なんですね。でも、このプラスチックれが「ごみ」となって海へ流れ出るようになり、大きな問題になっていることをご存知でしょうか?
なんと、人間の便からも「マイクロプラスチック」が見つかっているというから驚きですよね。