昭和電工、パワー半導体用SiCエピウェハーがデンソー製の燃料電池自動車向け次期型昇圧用パワーモジュールに採用

昭和電工のパワー半導体の材料であるSiCエピタキシャルウェハー6インチ(150mm)品が、株式会社デンソー製の燃料電池自動車向け次期型昇圧用パワーモジュールに採用されたことをお知らせします。
SiCパワー半導体は、現在主流のシリコンパワー半導体に比べ高電圧特性・大電流特性に優れ、電力損失を大幅に削減できることから、電力制御に用いるモジュールの高効率化を実現する製品として、電気自動車に搭載される充電器及び高速充電スタンドや鉄道車両等への採用が進んでいるほか、2025年以降には電気自動車のパワーコントロールユニット(以下、PCU)へ本格搭載が見込まれ、今後さらなる需要拡大が期待されています。
エネルギーの効率的な使用を実現するSiCエピタキシャルウェハーは、2025年市場規模1,000億円から、PCUへの本格搭載により更に市場拡大が加速すると予想されています。当社は世界最大の外販エピウェハーメーカーとして、“ベスト・イン・クラス”をモットーに、急拡大する市場に高性能で高い信頼性品を持つ製品を供給し、SiCデバイスの普及に貢献してまいります。
