アリックスパートナーズ、半導体不足による自動車メーカーの生産損失額は年間2,100億ドル

東京, 2021年9月24日 - (JCN Newswire) - アリックスパートナーズは本日、現在の半導体不足が世界の自動車業界に及ぼす影響についての試算結果を発表しました。
自動車メーカーが被る2021年の生産損失額は、直近の試算では2,100億ドル(約23兆円)のインパクトになると予測しています。また、2021年の世界の自動車生産台数は現時点では7,690万台に留まり、当初想定である8,460万台から770万台減少すると予測しております。
自動車・製造業プラクティス 日本リーダーの鈴木智之は次のように述べます。「自動車業界にとって半導体不足が最大のリスクとなった今、各企業の努力のみならず、自動車業界全体で半導体不足を解消すべくサプライチェーン再構築に向けて活動することが求められています。各社は戦略的なバッファ在庫保有検討、原材料調達から製造委託工場や自社工場での製造まで長期的視点でのサプライチェーンの再構築、リスクの早期検知システム、共用化コンセプトに立脚した部品設計など、半導体だけでなくあらゆるコモディティの調達においてより能動的なアクションを取れるよう対策を講じる必要があります」。
