着色成分を一切使わずにステンレスに美しいカラーを施す「ステンレスの酸化発色」
ステンレス表面の酸化皮膜を更に酸化させ厚くすることで、 光の干渉によって美しく発色して見えます。 同じ現状で色が現れる身近なものにシャボン玉があります。 【 ステンレス酸化発色の特徴 】 ◆ カラーは「光の干渉現象」 色が付いているように見えますが、干渉色のため 色素成分などは一切含まず、無害です。 ◆ 異物混入の危険性がありません 酸化皮膜は劣化して剥離することがないため、 異物混入が許されない医療・食品分野でも採用されています。 ◆ 優れた意匠性 鏡面やヘアラインなどの機械研磨仕上げや エンボス加工、レーザーマーキングなどがそのまま活かせます。 ◆ 優れた耐食性と耐候性 酸化皮膜を厚くするため耐食性が向上します。 また紫外線で色あせることもありません。 ◆ リサイクルが簡単 リサイクル時に剥離しなくてはいけない塗装やメッキと違い、 そのままリサイクルができます。 ◇◇詳細はカタログをダウンロードまたはお問い合わせ下さい◇◇
この製品へのお問い合わせ
基本情報
【 カラーラインナップ 】 パープル、ゴールド、グリーン、ブルー、ブラックの 5色をベースに、対象製品の材質によって出せる色が変わってきます。 また、表面仕上げや材料成分によっても色の出方が異なりますので、 まずは試作で色をご確認いただくことをおすすめしております。 【 適応材質 】 5色の色を出すことができるのは、基本的にSUS304、SUS316の二つです。 またこれらは、表面が鏡面であればあるほど明るい色に仕上がります。 一方、SUS430、SUS410、SUS420は、暗い色調となるため 基本的にはブラックの発色をおすすめしております。 ◇◇詳細はカタログをダウンロードまたはお問い合わせ下さい◇◇
価格情報
-
納期
用途/実績例
管理銘板、看板、表札、表示板、ネームプレート、表彰盾、タイル・ミラー、ランプシェード、噴水モニュメント、ダストボックス(新幹線)、スプーン、フォーク、シェーカー、トレー、ナイフ、ハサミ、アウトドア用品、医療器具、電気部品、精密機械部品、スイッチ関係部品、花立て、仏器、水差し、マフラー、ワイパー部品、ナンバープレート、ルームミラー他
詳細情報
-
【表面処理事例】 視認性を改善するための酸化発色 [トレーがステンレス色のままの場合(写真左)] ステンレストレーに、白い部品や薄い色の部品、小さな部品等を 入れた時、トレーがステンレス色のままだと部品が見えづらく、 一見部品が置かれていないようにも見えてしまいます。 [トレーを酸化発色でカラーリングした場合(写真右)] ステンレストレーに酸化発色を施した結果、色の薄い部品や 小さな部品を入れてもトレーに色がついているため、 部品が良く見えるようになりました。 このように、酸化発色は「視認性の向上」を目的として、 色の薄い部品や小さな部品を扱うような現場でも活用されています。 また、酸化発色は『剥がれることのない皮膜』と『着色成分不使用のカラー』 というメリットから、異物混入に厳しい食品分野や医療分野でも 安心してご利用いただけます。
-
【表面処理事例】 医療用ピンセットの酸化発色 酸化発色技術は歯科、内科、外科、整形外科など、 幅広い分野において活用されており、少量多品種の医療器具業界の ニーズにお応えできる「人と環境にやさしい最先端カラー処理技術」 と考えております。 主に、治療別の識別用・耐食性の向上などを目的として活用され、 また金属光沢の持つ医療器具の冷たい感じを、酸化発色で カラーリングすることにより解消します。
カタログ(1)
カタログをまとめてダウンロード企業情報
弊社では金属ハウスウェア製品から半導体製造装置関連部品まで、60余年培ってきた表面処理技術にISO14001およびISO9001の哲学を取り入れ、徹底した品質管理と技術開発により、時代に合った表面処理加工を行っています。弊社の電解複合研磨は、日本原子力研究開発機構(JAEA)と、高エネルギー加速器研究機構(KEK)が共同で建設しました大強度陽子加速器施設「J-PARC」の完成へ貢献したとして、感謝状が贈られるなど高い評価を得ています。 電解研磨、電解複合研磨、ステンレスやチタンの発色、酸洗など各金属素材の良さを最大限に引き出すさまざまな表面処理を行っており、近年ではマグネシウムやアルミ、チタン等の表面処理加工も手がけております。金属加工で全国的に知られる新潟県燕三条地域で培ってきた、表面処理専門業のノウハウにより、皆様の問題解決のお手伝いをいたします。