小笠原諸島は、北太平洋に3グループある繁殖場の1つとなっています。
「クジラは、食物連鎖の頂点にいる生き物である」と言われるように、海洋生態系における高次動物としての生態的地位と役割は重要なものとなっています。鯨類の餌となる低次生物相は、年による変動が大きく、鯨類の餌組成もそれに合わせて敏感に反応します。また、汚染物質が蓄積しやすいという高次動物の特性により、鯨類は、水銀やカドミウムといった重金属による影響を受けやすい動物となっています。鯨類を調査することは、その生態を解明するためだけではなく、気候変化などに伴う海洋生態系の変化や海洋汚染の実態を知る手がかりにもなります。
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【特徴】 ○個体識別調査。 ○ソング解析。 ○DNA解析。 ●詳しくはお問い合わせ、またはカタログをご覧下さい。
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用途/実績例
北太平洋におけるザトウクジラの生態を解明するために6カ国(アメリカ、カナダ、メキシコ、ロシア、日本、フィリピン)の研究者が共同で取り組んでいるプロジェクトです。捕鯨・反捕鯨の枠を超えて各国の研究者が協力し合い、科学的知見に基づいた生態調査を2003年より3年間の予定で実施しています。小笠原海洋センターは、アジア海域(小笠原、沖縄、フィリピン)でのコーディネーターを務めており、小笠原海域での実質的な調査のほか、国際シンポジウムなども開催しています。
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アジア地域の海洋生物及びそれらを取り巻く海洋環境を保全していくことを目的に1999年8月に設立された団体です。当初、インドネシア現地NGOである Yayasan Penyu Laut Indonesia - Pusat Penelitian Penyu Indonesia(インドネシアウミガメ研究センター)の国内窓口として機能しているだけでしたが、2002年7月に特定非営利活動法人(NPO)の認証を受け、法人化したことを機にフィールドでの実質的な活動も開始しました。団体の英名であるEverlasting Nature of Asiaを短縮し、ELNA(エルナ)という名称で呼んでいます。