真空成形は少量多品種生産や大型のプラスチック成形に最適な成形製法です。
真空成形法や圧空成形法は、プラスチック成形の代表といえる射出成形と比較して製品単価は高いですが、真空成形の型は射出成形や板金プレス成形と異なり凹凸型のいずれか一方のみで足り、また、金型ではなく安価な樹脂型で済む場合も多く、ローコストで製作期間も短くなります。成形型の費用は射出成形型と比較して1/6~1/10程度で小ロット生産、短納期、特に大型の製品の場合にとても有効です。
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基本情報
真空成形には大まかに分けて2種類あります。1つは卵のパックやブリスターパックなどの薄く小さいものを作る連続成形というものです。これは大量生産である場合が多く、当社ではやっておりません。当社の真空成形はもう1つの単発成形というもので主にロールに出来ない厚み(2~6mmぐらいが多い)のシートを成形型よりも一回り大きいサイズでカットして、それを人間の手で成形機に1ショットずつ毎回セットして成形します。 肉厚があり、大面積である場合の多品種少量生産に向いているといえます。 特殊車両、重機などの内装外装部品、広告看板、住宅設備部品、アミューズメント関係などの分野でよく使われています。 ●ご質問などはお気軽にお問い合わせください。
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企業情報
富山県富山市にて昭和50年に創業して以来、プラスチックシート(板)を原材料とした加工から組立まで一貫した生産をしています。 プラスチック板を使った製作は少量・中量多品種生産または試作などに向いており、大型車両や特殊車両の内装外装、ハイテク分野の生産設備、工作機械部品、医療機器部品、航空機部品、商業施設の什器や博物館などのディスプレイ、エクステリアなどの建材など、多様な分野で使われております。 主にアクリル、塩ビ、ポリカーボネード、PET、PP、PE、ABS、AES、人工大理石などを使用します。 上記の樹脂を真空成形、圧空成形、R曲げ、接着溶接、NC加工、磨き加工をメインに行っています。 中でも熱加工は創業当初より力を入れています。R曲げや真空成形など熱による加工は設備はもとより経験と勘が重要です。 特にポリカーボネートなどの透明材のR曲げは多くのクライアントから高い評価を頂いております。 また、当社の真空成形は単発成形なので大型の物や生産ロットが少ない少量多品種生産に向いています。 当社では日常の生産でも常にこだわりとテーマを持ち、現状に満足せず改善を続け真空成形技術向上に精進しております。