直接合成の数層グラフェン
まず、グラフェンフラワーを構成する数層グラフェンの積層数をさらに低減します。現在の標準品はその厚さが2ｎｍ前後でございますが、これを1ｎｍ前後に低減します。弊社の独自製造プロセスはボトムアップ手法ですので、小さいサイズであれば単層のグラフェンを合成することも可能なのですが、数μｍサイズを確保しながら積層数を低減することが必要と考えております。また、グラフェンフラワーをチューブ化しました。従来のＣＮＴに比較して、肉厚が薄く、内部空間が広いことを特徴としております。これは、従来のＣＮＴの健康被害問題を回避することを目的としたものです。既に、基本技術は開発済みですので、特注にて供給することが可能です。さらには、グラフェンがカップ状に積層した新規な構造のカーボンナノファイバー（商品名：カーボンワーム）など、弊社の高速ＣＶＤプロセスでは、ナノカーボン材料全般を大量合成することが可能です。
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基本情報
○無基板、無触媒、無剥離プロセスによる直接合成 ○高純度、高結晶性、高生産性 ○花弁状の数層グラフェンにより連結したパルク状カーボン ○数層グラフェンの大きさは1～10μｍ、厚さは1～3nm ○数層グラフェンが分散した溶液の作製が可能 ●その他詳細についてはカタログをご覧頂くか、もしくはお問い合わせください。
価格情報
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納期
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用途／実績例
○導電性薄膜、透明導電性薄膜、導電性フィルムの添加剤 ○高熱伝導性フィラー ○高強度フィラー ○高キャリア移動度素子の原料 ○単層グラフェン、グラフェンリボンの出発原料 ●その他詳細についてはカタログをご覧頂くか、もしくはお問い合わせください。
企業情報
独自プロセスによるものづくり技術の研鑽と、アライアンスによる新規事業の創出により我が国の産業振興に貢献することを経営理念として当社を設立いたしました。この経営理念の基に、中長期的には次世代の技術として実用化が期待されているグラフェン、カーボンナノチューブ、カーボンナノファイバーなどの高機能＆高品質なナノカーボン材料を安定供給することを目標としております。グラフェンにつきましては積層数が数層の多層グラフェンを無基板、無触媒で直接合成することに世界で初めて成功し、その抽出液を商品化いたしました。また、これまで生産性が低く不均質な材料であるために実用化が遅れていたカーボンナノチューブ、ユニークな構造をもつ各種カーボンナノファイバーにつきましても順次商品化の予定であります。当社では各市場分野での需要家様各位にこれらの素材を安定供給することに鋭意取り組んでまいりますので宜しくご指導の程、お願い申し上げます。