プリンテッド技術の開発動向、採用状況、アプリケーション展開等を明らかとし、プリンテッド技術の将来性を展望したものとなっている
プリンテッド技術が注目されている。半導体、LCDに代表される従来のエレクトロニクスデバイスは、主にデポジション技術とリソグラフィ技術により製造されている。これらデバイスは進化を続けてきたことにより高性能化、大型化が進展し、特に最先端領域では半導体は微細化、LCDは製造ラインの大型化が限界近くにまで進化してきた。このため新規の生産ラインの構築には莫大な資金が必要となってきた。このことは参入メーカーを限定し、また新規参入の大きな障害となっている。膠着した状況となってきており、ある意味袋小路的な状況でもある。そのなかプリンテッド技術の開発が進められており、一部にて量産ラインでの適用が進みつつある。プリンテッド技術は低温プロセス、低電力製造装置、クリーンルームレス、脱真空プロセス等の特徴があり、イニシャルコストの低い製造技術である。また、ロールtoロール製法の導入により生産性を大幅に高める可能性もあり、ランニングコストの低下も可能となる。製品的にもフレキブル化、低コスト化による低価格化が可能となっていく。新しいアプリケーション、マーケットを創造する可能性を持った技術となっている。
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基本情報
現在、プリンテッド技術による量産は電池、RF-ID等にて始まっている。さらに一部の太陽電池の製造プロセスにも採用が進みつつある。またFPDにおいても、主にバックプレーンでのプリンテッド技術の適用に向けた開発が進められている。まだ、素子性能、安定性、寿命等課題もあり、本格的な採用は進んでいないものの、世界の多くのメーカー、機関にて開発が進められている。次世代のエレクトロニクスデバイス製造技術として、プリンテッド技術が非常に重要な地位を占めていくことが予測される。プリンテッドエレクトロニクスデバイスは、フレキシブル、有機材料技術との親和性も高く、将来的にこれら技術と融合していくことで、より付加価値が高まっていくことが予測される。当リポートでは開発が活発化しているプリンテッドエレクトロニクスデバイスにおいて、各メーカーにおけるプリンテッド技術の開発、採用状況を調査分析することにより、現状におけるプリンテッド技術の開発動向、採用状況、アプリケーション展開等を明らかとし、プリンテッド技術の将来性を展望したものとなっている。
価格情報
49500円
価格帯
~ 1万円
納期
2・3日
用途/実績例
プリンテッドエレクトロニクス、フレキシブルエレクトロニクス、有機エレクトロニクスのマーケティグ。参入メーカーの探索。アプリケーション探索。製品開発動向分析。
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実装技術分野に特化した、市場、技術調査会社 チップマウンタ、半導体実装装置、自動外観検査 ICパッケージ、BGA/CSP/FC