種々の実験条件で、薬物や毒物の正味の膜透過速度を測定出来ます。
各セル内部液は攪拌子の回転によって完全混合を可能にしました。膜表面に形成される静止境界層厚みは種々の攪拌条件下で明らかにされており、正味の膜透過速度が得られます。 攪拌駆動装置は長時間連続操作可能なマグネティックスターラーで、PERMCELL3セットを同時に操作できるとともに、攪拌回転数を膜の種類により広範囲(約500rpm~2000rpm)に変化できます。膜装着部は、平板膜用と球面膜用の2種類があり、サンプル口ストッパーは閉鎖型の他 に流通型ストッパーも使用可能です。
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基本情報
■平面膜ばかりでなく球面膜の透過実験も可能なように、膜層表面は平板用並びに球面用2種類のセルを開発しました。合成膜や皮膚ばかりでなく、果樹の皮、眼球角膜などの透過実験にも利用できます。 ■大小2種類(膜面積約5cm2、内容量55ml、と膜面積0.6Cm2、内容積5ml)があり、膜のサイズによって使い分けることができます。 ■ドナー側およびレセプター側の温度は、それぞれ外部ジャケットにより、独立に制御可能で、等温系実験ばかりでなく、2台の循環型恒温槽を使って広範囲な非等温系膜透過実験が行えます。 ■セルの上部サンプル部は、閉鎖型ストッパーばかりでなく、目的に応じて流通型ストッパーも使用でき、外部ポンプの併用によりフロースルー(流通系)透過実験が可能です。 ■マグネティックスターラーの回転速度(攪拌速度)は、500rpm~2000rpmの範囲で任意に制御できます。セル内の攪拌状態は極めて良好で、大抵の水溶液系実験では静止境界層の影響が無視でき、直接正味の膜透過速度が測定できます。
価格情報
438000 平板膜用 大型3連式(KH-55PS)セット価格
納期
※スターラー付きの場合は約1ヶ月要します。
用途/実績例
合成膜、皮膚、眼球角膜、果汁の皮など膜透過の実験に使用される。
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明治40年に大阪市北区において個人事業として理化学硝子加工所を創立しその後、昭和32年に事業の発展に伴い株式会社に組織変更し現在の富士理化工業株式会社となりました。ガラス製品の製作から理化学機器メーカー製品の販売を主たる業務とし、100有余年、現在も堅実に理化学硝子・理化学機器とともに歩んできておりましたが令和6年6月末で営業を終了し、7月より株式会社総合水研究所にて営業をいたしております。