2011年のTAB/COFマーケット、アプリケーション需要動向を調査分析、マーケットの将来を展望したリポート
2011年は波乱の一年であった。日本では東日本大震災、止まらない円高、地デジ化の完了しTVマーケットが低迷。世界的にも欧州金融不安、そしてタイの洪水被害、世界経済及びエレクトロニクス産業は多大な影響を受けることとなった。特に日本のエレクトロニクス産業には壊滅的な被害を受けている。当然、LCDを初めとしたFPD産業及びテープサブストレートマーケットにも多大な影響を与えた。この結果2011年末、複数のテープメーカーが撤退を表明する事態となっている。撤退スケジュール、領域は異なるものの、共通しているのは2012年6月をもってCOFから撤退することである。これにより約130KK/月のCOF生産能力が消滅する可能性が高くなっている。また、撤退メーカーのトータルシェアはCOFで30%に近くになっている。COFマーケットは大きな影響を受けることとなろう。
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基本情報
現状のTAB/COFマーケットは非常に厳しい状況にある。前年を下回る生産実績となっており、ラインの稼働率も低下したままである。2012年6月には三社が撤退することにより、生産能力は大幅に低下する。現状の需要量では能力的にも問題はない。但し、現状はここ数年を見てもボトムに近い生産状況となっている。2012年のCOFマーケットは、オリンピック需要、下期からのPC需要の回復、そして標準レベル以下となっている在庫の積み増し需要の発生等が見込まれている。2011年よりは生産レベルが高まることが予測される。特に生産能力が大幅に低下する2012年下期以降は、かなり稼働状況が改善されよう。。そして撤退三社の需要に対する競合が既存メーカーにおいて発生しよう。2011年COFマーケットは非常に厳しい局面に陥っているが、2012年マーケットは活発な動きが予想され、アクティブなマーケットとなることが予測される。
価格情報
150,000円
価格帯
10万円 ~ 50万円
納期
即日
用途/実績例
当リポートはTAB/COFのマーケット動向、さらに各アプリケーション別のマーケットトレンド、メーカーシェア状況、将来動向、さらにメーカー別にもTAB/COFの生産状況、生産能力分析、アプリケーションシェア等に関して調査分析した。さらに激動が予測される2012年6月以降の生産能力及び撤退三社の生産実態、ユーザー動向を明らかとし、今後のテープマーケットを展望したものとなっている。
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