測定レンジの異なる3種類のスクラッチ試験機により、密着性や傷つきやすさの評価を実施いたします。
【評価項目】 ・薄膜の密着性の評価 ・ペイント、塗膜などの傷つきやすさの評価 【関連規格】 ・ISO20502:Fine ceramics (advanced ceramics, advanced technical ceramics) -- Determination of adhesion of ceramic coatings by scratch testing ・ASTM
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基本情報
スクラッチ試験は、テーブルの上に固定した試料にダイヤモンド圧子を密着させ、徐々に 荷重を加えていき、同時にテーブルを一定の速度で移動させることで膜の密着性を評価する方法です。 垂直荷重(Fn)とテーブル移動により生じる摩擦力(Ft)により、薄膜にクラック、チッピング、剥離などの変化が発生します。そのスクラッチ痕の変形ポイントを光学顕微鏡での観察により決定し、そのポイントでの垂直荷重を臨界荷重として、試料間での比較を行います。薄膜の密着性の評価以外では、バルクや樹脂などの表面の傷つきやすさの評価にも用います。
価格帯
1万円 ~ 10万円
納期
~ 1週間
※試料数、試験機の空き状況により変動いたしますので、お気軽にお問い合わせください。
用途/実績例
・DLC、TiN、TiCなど、硬質薄膜の密着性の評価 ・自動車のペイントなど、塗膜の傷つきやすさの評価
企業情報
私共は平成元年に「プラズマ」と「真空」の技術に夢を追いかけナノテック株式会社を設立致しました。現在これらの技術を用いて、DLC(ダイヤモンドライクカーボン)を始めとしたコーティング技術の開発を行っております。DLCコーティング技術の多くはドリル、金型、機械部品などへ応用され、産業の「縁の下の力持ち」的な技術とも言えます。日本が「技術立国」として成り立っているのは、このような表面には出ない素晴らしいテクノロジーが存在し、高性能、高品質の製品が生み出されるからと考えます。ナノテックがお客様のニーズに長期間に渡り応えていくためには社内制度の充実がカギであり、ここで働く人たちの発想や行動こそが活気溢れる企業風土を作り、お客様への信頼のある対応につながると考えます。この環境を作り上げる事をなによりも大切なものとして現在取り組んでいます。