駅舎内のコンコース・通路における温熱環境の把握を目的とした解析事例のご紹介!
【解析の目的】 駅舎を建設する上で、コンコースや通路など人が行き来をする箇所における温熱環境を把握することを目的にした解析事例です。 駅舎の窓の配置とその窓を透過する日射の影響や各時間帯で駅舎内における滞在する人が増減する影響から、時間別における温熱環境が異なってくるため、駅舎の基本設計時における温熱環境の把握が難しいのが現状です。 本解析事例では、WindPerfectDXを用いてある地方都市の夏季16時における架空の駅舎を想定の上、モデル化し、コンコース西側の固定窓を透過・吸収再放射する日射負荷、人体・照明の発熱負荷、屋根・壁などからの貫流負荷を考慮し、駅舎内のコンコース・通路における温熱環境を把握することを目的としました。
この製品へのお問い合わせ
基本情報
●解析モデル→解析空間の大きさは100m×100m×50mとし、総格子数は2,061,150としました。対象モデルは一般的にみられる構造の駅舎を想定し、 モデル概要として西側にコンコースを、東側に通路を配置しコンコースの屋根にトップライトを設置。 使用した気象データはある地方都市のデータで、16時のデータを採用しコンコース・通路の壁面やトップライトには、給排気のためのガラリ (開口率40%) を設置しました。 ●解析結果→壁面下部にある給気ガラリから外気が供給され、壁面上部のガラリやトップライトから駅舎内の熱が排出される様子がみられました。 駅舎内の居住域における温度は36~38℃となり、外気温33.9℃に対して、約2~4℃高くなり、コンコースの西側の一部において西側窓面から透過した日射の影響により約40℃と温度が高くなりました。 これによりコンコースの西側部分については、窓のガラスの性能を向上させるなどの対策が必要となると考えられ、WindPerfectDXを用いて基本設計時における温熱環境を把握し、温熱環境が厳しい箇所についての対策を提案することが可能です。 ●詳しくはカタログをご覧ください。
価格情報
- お気軽にお問い合わせください。
納期
用途/実績例
○お問い合わせください。
カタログ(1)
カタログをまとめてダウンロード企業情報
環境シミュレーションでは、3次元流体解析プログラムの独自開発・販売とこれらのソフトウェアを用いた受託解析サービス業務を行っております。十数年にわたって、建築・土木、機械・電子などの分野における熱流体解析に従事し、数多くの解析を手掛け、多数のノウハウと知識を蓄えてきました。実践で鍛えられた多彩な解析・可視化機能は、多くの企業や研究機関でCFDソフトウェアとして高い評価を受けています。 ●Revit、DXFなどのBIM対応CADデータのインポート機能 ●地図情報(GIS)データインポート機能 ●斜め境界・複雑曲面を自在に表現するSuperCartesian機能 ●高速・高精度の輻射計算やDNSによる高精度乱流解析機能 ●空間内で複数の物体移動に対応する移動境界問題解析機能 ●使いやすいインターフェイスと分かりやすいアニメーション機能 -- ソフトウェアサポートはもちろん、受託解析も承っております。空調換気・風環境解析を中心に、簡単・小規模な問題から複雑・大規模な解析まで、多くの問題に高いコストパフォーマンスのソリューションを提供。 豊富な解析事例と共に、皆様のご来訪お待ちしています。