撹拌槽内のインペラ回転で発生する槽内の流体挙動を移動境界を伴ない可視化
移動境界:インペラの回転による攪拌槽内流動解析では、撹拌槽内でインペラを回転させることで発生する槽内の流体の挙動を移動境界を伴なう数値シミュレーションを行い可視化しました。撹拌槽内での流体の撹拌・混合は、化学・バイオ分野において重要な工程の一つです。 ブレードの形状等は多様な種類が見られ、撹拌槽内部を十分に撹拌・混合することが目的です。詳しくはカタログをダウンロードしてください。
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基本情報
【解析】 ○解析用の格子は、容量約680リットルの円筒形の撹拌槽をモデル化 ○撹拌槽中心に4枚のブレード(0.02平方m/枚)で構成されたインペラを設置 ○撹拌槽内には液体(水)が入っており、撹拌槽中心部にあるインペラが毎秒10回転(600rpm)することで撹拌 ○総格子数は、137(X)×137(Y)×65(Z)=1,202,175 【解析結果】 ○撹拌槽内部のインペラが回転始動から0.5秒で、回転の影響により撹拌槽下部のインペラ付近から流速が拡大 ○シャフトの周りでは回転直後から下降流が見られる ○時間が経過するとインペラにより押し出された流体が槽の壁面に沿って上方に流れる ○槽上方の流体も撹拌されている様子が見える ○数値シミュレーションを用いて、インペラの回転数や槽のバッフル(邪魔板)とインペラとブレードの形状・枚数を変化させて解析 ○槽内の撹拌が活発な混合領域、混合が不十分な領域などを視覚的に捉えることが容易 ○撹拌槽全体の能力の比較・検討が短時間でできる ●詳しくはお問い合わせ、もしくはカタログをダウンロードしてください。
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環境シミュレーションでは、3次元流体解析プログラムの独自開発・販売とこれらのソフトウェアを用いた受託解析サービス業務を行っております。十数年にわたって、建築・土木、機械・電子などの分野における熱流体解析に従事し、数多くの解析を手掛け、多数のノウハウと知識を蓄えてきました。実践で鍛えられた多彩な解析・可視化機能は、多くの企業や研究機関でCFDソフトウェアとして高い評価を受けています。 ●Revit、DXFなどのBIM対応CADデータのインポート機能 ●地図情報(GIS)データインポート機能 ●斜め境界・複雑曲面を自在に表現するSuperCartesian機能 ●高速・高精度の輻射計算やDNSによる高精度乱流解析機能 ●空間内で複数の物体移動に対応する移動境界問題解析機能 ●使いやすいインターフェイスと分かりやすいアニメーション機能 -- ソフトウェアサポートはもちろん、受託解析も承っております。空調換気・風環境解析を中心に、簡単・小規模な問題から複雑・大規模な解析まで、多くの問題に高いコストパフォーマンスのソリューションを提供。 豊富な解析事例と共に、皆様のご来訪お待ちしています。