コンクリートの気泡組織を、画像解析で簡単かつすばやく測定できる!
硬化コンクリートの気泡組織計で得られる空気量・気泡間隔係数は、凍結融解に対する抵抗性の重要な指標となります。 その測定手法としては、ASTMで規定された「リニアトラバース法」や「修正ポイントカウント法」がありますが、 どちらも多大な時間と労力を要する上、測定の個人差が生じる問題があります。その解決作として開発されるようになったPCによる画像処理解析方法も、画像識別技術を確立できていませんでした。 こうした問題を解決するため、マルイは独自の気泡組織測定装置を開発しました。 蛍光染料を添加したシアノアクリレートを、コンクリート試料中の気泡内に充填した後、 試料に紫外線を照射することにより気泡組織のみを発光させると同時に、 その際の輝度について一定閾値により二値化することにより画像処理を可能にしたのです。 操作や取り扱いも簡単ですので、気泡組織をこれまでより手軽かつすばやく測定することができます。
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基本情報
【仕 様】 □画像解析: ・[解析法]:面積法/オートリニアトラバース法/マニュアルリニアトラバース法 ・[解析項目]:気泡数 / 単位面積あたり気泡数 / 累計気泡面積 / 平均気泡面積 ・[処理項目]:標準偏差 / 平均気泡径 / 空気量 / 比表面積 / 気泡間隔係数 他 □汎用画像解析ソフト機能: 個数・面積・形状係数・円形度係数・濃度測定・色計測・キーマクロによる自動計測・粒度分布・各種グラフ表示 他 □高倍率撮影装置を含む □XY ステージ(スタンド固定タイプ)を含む □計測用パソコン・液晶ディスプレイを含む ※詳細仕様等についてはお問い合わせください。 また、弊社HPでも製品を紹介しています。
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用途/実績例
ASTM C 457:「Standard Test Method for Microscopical Determination of Parameters of the Air-Void System in Hardened Concrete」
企業情報
マルイは、先端技術の導入で新しい試験機器の開発と試験装置の自動化を推進し、自動耐圧試験機「Hi-ACTIS-2000」やコンクリート凍結融解試験装置、供試体研磨端面仕上げ機「ハイケンマつるつる」を発売しました。 また官学民共同開発による簡易地盤支持力測定器「キャスポル」も大きな成果です。 22世紀の環境を創造する総合試験機メーカーとして一層の躍進を続けるため、また、お客様のご期待に応えるため一層の努力を重ねます。