遠心攪拌体『C-Mix　ラボユースシリーズ　SUS316タイプ』

C-MIXは従来のディスパー羽根と比較して、泡立ちを抑えて撹拌が出来ます。 水系塗料の製造現場において生じていた下記の様な問題をC-MIXで解決しました。 「泡立っていると製品検査が出来ないので、泡が消えるまで置いておくといった無駄な時間が生じている」 「高価な消泡剤の使用量を少しでも減らしたい」等々。 また塗料製造の現場だけでなく、塗装の現場においても、気泡が原因であわ、ぶつ、ピンホール等々の塗装不良が発生します。 C-MIXは泡立ちの発生を抑えて撹拌が出来ますので、これらの問題を解決出来ます。

曝気・反応促進、液中への空気・ガスの送り込みをはじめとする気液撹拌へ 気液撹拌では、反応を促進する為に槽内に送り込んだ空気 やガスを槽内に均一に分散する事を目的に撹拌を行います。 その方法の多くは、ポンプ等を用いて槽の底部より空気やガスを吹吹き込み、撹拌により槽内に均一に分散させるといった方法です。しかし、吹き込んだ空気・ガスは、泡が大きく、浮力が強い為、同時に撹拌を行ったとしてもすぐに浮かび上がってしまい槽内に行き渡らせる事は難しく、十分な反応が得られないのが現状です。 かといって浮力を抑える為に泡を小さくしようとすると、今度は反応に必要な量の空気・ガスが吹き込めないといった事態が発生してしまいます。 C-MIXは撹拌軸をパイプシャフトとする事で、このパイプシャフトを通じて空気・ガスを液中に吹き込むことが出来ます。 吹き込まれた空気・ガスは、C-MIXの作り出す撹拌流に乗り、槽内に分散されますので、均一に分散する事が可能となります。

純度30％向上、副生成物を抑制、ペプチド固相合成における撹拌の諸問題を解決しました。 一般的なペプチド固相合成(SPPS)は、メカニカルスターラーや振とう機、窒素バブリングによる撹拌、マイクロウェーブ照射下でのカップリング反応と脱保護反応が行われています。 　しかし、これらの方法は、樹脂の損傷および破壊、撹拌効率の低下が起こったり、高額な特殊装置が必要となったりと、短鎖ペプチドや比較的小スケールの合成に制限されることが多いです。 　浜理薬品工業では羽根のない遠心撹拌装置C-MIXをSPPSに適用することで、長鎖ペプチドを安価で高純度かつ大量合成ができる新規なペプチド固相合成法を見出しました。 　さらに、反応容器にジャケット付きのグラスフィルターを使用することで、樹脂と反応液や洗浄液等液体との分離操作が簡便かつ迅速に実施でき、ペプチド固相合成の操作効率が向上しました。

羽根のない撹拌機C-MIX（シーミックス）が、モノづくり日本会議／日刊工業新聞社主催「第16回 超モノづくり部品大賞 機械ロボット部品賞」を受賞致しました。 C-MIX（シーミックス）は撹拌に使用するプロペラより羽根をなくした事により、撹拌時の空気の巻き込みや、泡立ちの発生、液の飛散を抑えて撹拌する事が可能となりました。 撹拌時の泡や空気の混入にお困りでしたら、是非お問合せください。