OSCARTechコンパイラによる画像処理プログラムの高速化の事例を紹介
『OSCARTechコンパイラ』は、幅広いソフトウェア・プログラムの自動並列化に対応。 画像内の物体の動きの大きさ(動きのベクトル)を検出する「Optical Flow」 による基礎的な画像処理アルゴリズムに対して自動並列化を行った事例を紹介します。 本事例では、ブロックマッチング(ある瞬間の静止画からブロックを切り出し、 次の瞬間の同一座標の付近を探査し、最も似ているブロックを選択、判断する方法) で並列化を試みました。 【事例】 ■Optical Flow:画像内の物体の動きの向きと大きさ(動きのベクトル)を検出 ■検証環境:Raspberry Pi 2(Cortex-A7, 4 Core, 900Mhz, OS:Raspbian OS) ■動きベクトル生成までの時間 ・1コア:936ms / 1.0倍 ・2コア:480ms / 1.9倍 ・3コア:340ms / 2.7倍 ※詳しくはPDF資料をご覧いただくか、お気軽にお問い合わせ下さい。
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【その他の事例】 ■画像エッジ抽出 画像内の物体の縁取りを検出する、画像認識の前処理として使われるプログラムの 「画像エッジ抽出」を用い、5×5 Laplacian of Gaussianフィルターによるノイズ低減後の 2次微分値の符号変化点で、1次微分値が規定値より大きいところをエッジと判断。 ■遂次近似画像再構成 X線CT撮影で得られた投影データを使って測定物を再現させる手法のひとつで、 2次元遂次近似アルゴリズムを用いた「遂次近似画像再構成」を試みた。 ■3次元コーンビーム 3次元コーンビーム(円錐状)ビームの投影データからFeldkamp法により画像を 再構成する「3次元コーンビーム法」の並列化を試みた。 ※詳しくはPDF資料をご覧いただくか、お気軽にお問い合わせ下さい。
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オスカーテクノロジー株式会社は、早稲田大学で研究・開発されたソフトウエアの並列化に関する技術を商用化するために創立したベンチャービジネスです。 早稲田大学によるその技術は、コンピュータの駆動ソフトウエアを自動で並列化するコンパイラに関するものですが、世界に例をみないユニークなもので、その効果は学術的に高い評価を得ています。 これを活用すれば、コンピュータが使われているほぼ全ての電子機器で、そのハードウェアを変更することなく動作を高速にし、同時に消費電力を抑えることが可能です。