細菌、真菌、キノコをDNA解析により同定。クレーム品や原材料の表示確認に。
当社では、試料のDNAとデータベースとを照合し、微生物種をご報告する、微生物DNA同定検査を受託しています。 【検査の特徴】 ◆細菌、カビ、酵母に加え、キノコにも対応 細菌や真菌はもちろん、シイタケ、まつたけ、エリンギなどのキノコのDNA解析にも対応しています。 ◆圧倒的な対応種数 使用するデータベースには2,000種以上の細菌、真菌、キノコの登録があります。微生物を原因としたクレーム対応や原材料として使用されているキノコの表示確認など、幅広い用途にご利用いただけます。 ※詳細は、カタログ請求していただくか、ダウンロードからPDFデータをご覧ください。
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基本情報
≪検査可能形態≫ 直径1mm以上のシャーレ上のコロニー、キノコ(子実体) など ※食品などに生えたカビなど、培地以外の目視可能なものでも検査可能な場合がございますので、お気軽にご相談ください。 ※シャーレでのご依頼の場合は、塗抹培養したもののみ受付可能です。混釈培養シャーレでのご依頼は、受付いたしかねます。 ≪検査方法≫ 次世代シーケンサーによる塩基配列決定 ≪解析部位≫ ・細菌:16S rRNA遺伝子のV3/V4領域 ・真菌:18S rRNAと5.8S rRNA間のスペーサー領域(ITS1) ≪使用データベース≫ 自社データベース、DDBJ/EMBL/GenBankが提供するデータベース ≪ご留意点≫ ・臨床検査目的での検査は行っておりません。 ・病原性を有する可能性のある微生物の受け入れは行っておりません。 ・受託可能な試料は、「遺伝子組換え生物等の使用等の規制による生物の多様性の確保に関する法律」(カルタヘナ法)におけるP1レベルの試料に限ります。
価格情報
◆微生物DNA同定検査 29,700円(税抜 27,000円)
価格帯
1万円 ~ 10万円
納期
※受付日より25営業日で結果報告
用途/実績例
クレーム品の原因究明や表示確認などへの活用に期待できます。 ≪事例紹介≫ ◆レトルト食品が変色しており、カビが確認された。 ⇒『種』の同定に至り、自然界に広く存在するカビであった。 ◆穀類が変色しており、カビのようなものが見える。 ⇒カビが検出され、変色の原因となりそうな『種』であることがわかった。 ◆海産物製品の表面にカビが確認された。カビの『種』を知りたい。 ⇒『属』の同定にとどまったが、ごく普通に見られるカビであることがわかった。 ◆保管していた工業製品にカビが生えている。何のカビか知りたい。 ⇒好湿性の常在菌であることがわかった。 ◆醸造製品中に黒いねっとりした塊が認められた。 ⇒醸造環境で繁殖可能な菌であることがわかった。 ◆会社で取り扱っているキノコの菌体について種の確認を行いたい。 ⇒想定どおりの種であることが確認できた。 ※異臭・異味・変色原因の特定は行っておりません。 ※毒性・安全性の評価は行っておりません。
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当社はDNA検査をはじめとする受託検査業務において国内屈指の実績と評価を得ていますが、いわゆる食品検査機関ではありません。本来目指しているものは「世の中に新しい価値を提供し、社会に貢献すること」です。 1997年の設立以来、「見えないものを価値あるものへ」をミッションとし、独自の技術開発にこだわり、他にはない製品やサービスを展開してきました。創業から四半世紀が経った現在も、既成の概念にとらわれず、多彩な検査技術の確立、検査試薬・キットといった自社オリジナル製品の開発、研修やe-ラーニングを通じた人材育成など、広い視野での事業展開を進めています。