ハムロン・テックは世界で唯一、歪検出方式、差圧方式、ゲージ圧方式、水没方式、の全てを扱う、防水試験装置の専門メーカーです。
差圧方式は現在最もポピュラーな気密防水試験器として知られております。 差圧方式は一定容積内に一定圧力を加えると、ワークに空気が流れ込むことにより加圧空間の容積が変わって圧力が変化することから、別名“容積検出方式”とも呼ばれています。実際の現場機として使用する場合、以下のような要素が判定ノイズとして現れます。 (1)ワーク投入時のカプセルの空間(容積)の バラツキ。(出来る限り小さくすることが望ましい) (2)ワーク形状(容積)のバラツキ。 (3)加圧に伴うワーク形状(容積)の変化。 (4)ワークや周辺温度の変化による圧力変化。 (5)空圧回路の容積変化。 定量判定(洩れ量を数値的に規定して合否判定する場合)が可能な半面、これらのノイズが誤判定要因となる可能性があります。 ※WPCではこれらの判定ノイズの影響を受けません。
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基本情報
予め洩れの無いことが確認されたマスタワークと、洩れの検査を行うワークとに同圧力を加え、 ワークに洩れがある場合は圧力差を生じることから洩れを判定します。 また密閉物のように内部を直接加圧できない場合は加圧カプセル内にマスタとワークを入れ、 カプセル内の圧力差により洩れを判定します。 差圧方式 ・テストのためにワークを2つ用意する必要がある。 ・マスタワークの管理(常に良品である事、等)が必要。 ・ワークに合わせた専用カプセルが必要。 ・ワークを水にぬらすことなくテストを行うことが可能。 ・洩れ量を数値的に規定して合否判定が可能 ・様々な判定ノイズの影響を受け易く運用が難しい。 歪検出方式 ・ワークを1つ用意すればテストが可能。 ・装置カプセル内に入るワークサイズであればテストが可能。 ・ワークを水にぬらすことなくテストを行うことが可能。 ・洩れ量の直接計測が出来ない。 ・判定ノイズの影響を受け難く、運用が容易。
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企業情報
自動車産業、時計・電気産業、医療・食品産業、携帯電話・スマートフォン・携帯端末機器、等で使用される防水検査機器の設計開発、製造、販売を行っております。 株式会社ハムロン・テックは1973年設立以来一貫して、“洩れ(リーク)”検査装置を開発・製造・販売してまいりました。特に《気密防水性能試験器》WPCシリーズが採用した「歪検出方式」は、当社が発明し独自に開発した技術です。小型密閉物の気密防水性能試験器としては数々の優れた特徴をもつ画期的な製品で、日系腕時計メーカー全社で採用。防水携帯電話・スマートフォンメーカーでも90%超の国内シェアを確保、また海外メーカーでも多数納入実績が有り、実質的な業界標準機種となっています。防水製品のデジタルカメラやビデオカメラ、テレビなど様々な製品の検査にも採用され、WPCシリーズとしての累計出荷台数は6,000台を超えています。私たちはお客様の様々な“洩れ”に関する問題解決のソリューションプランナーでありたいと願っています。 2023年10月01日付、親会社であります株式会社理学相原精機に事業譲渡いたしました。今後、ハムロン製品の販売、保守業務全般は理学相原精機が行います。